
大相撲夏場所8日目の取組が5月16日発表され、東前頭10枚目の朝乃山は、東前頭8枚目の欧勝馬(モンゴル出身・鳴戸部屋)と対戦することが決まった。前半戦の締めくくりとなる中日(なかび)の土俵で、勢いに乗る実力者を迎え撃つ注目の一番となる。
対戦相手の欧勝馬は29歳。身長190センチ、体重166キロの恵まれた体格を生かし、馬力のある押しと鋭いいなしを得意とする。日体大在学中の2020年には全国学生相撲選手権大会で優勝して学生横綱に輝くなど、アマチュア時代からの輝かしい実績を持つ。最高位は東小結。今場所は序盤に連敗を喫したものの、3日目から怒涛の4連勝を飾り、6日目を終えて4勝2敗と一気に調子を上げている危険な存在だ。
両者の対戦は、互いに十両だった2023年春場所以来で、幕内の土俵では今回が初の顔合わせとなる。過去1度の直接対決では朝乃山がはたき込みで勝利を収めているが、幕内上位の経験も積み、今場所も勢いづいている相手だけに決して油断はできない。
勝負の最大の鍵は、長身から繰り出される欧勝馬の押しと、巧みないなしに体勢を崩されないことだ。立ち合いから相手のペースに巻き込まれず、いかに早く自身の必勝パターンである右四つの形へと持ち込めるか。幕内初顔合わせの難敵を退け、白星をさらに積み上げたいところだ。


