
大相撲夏場所6日目は5月15日、東京・両国国技館で行われ、東前頭10枚目の朝乃山は、東前頭12枚目の獅司(ウクライナ出身・雷部屋)を押し出しで破った。今場所初の連勝を飾り、通算成績を4勝2敗として白星の先行を広げた。
192センチの巨体を誇るウクライナのホープに対し、元大関が持ち前の地力の高さを見せつけた。立ち合い、獅司が強烈なかち上げで襲い掛かってきたが、朝乃山はこれを全くものともしない。相手の圧力を真っ向から受け止めつつ、一気に懐へ飛び込んで両腕を深く差し込む「もろ差し」の体勢を狙いに行った。
劣勢を悟った獅司が苦し紛れに投げを打って抵抗するも、朝乃山は下半身を安定させて冷静にこらえる。そのまま後退して逃げようとする相手を決して逃さず、右からのすくい投げで鮮やかに体勢を崩すと、最後は難なく土俵の外へと押し出した。過去2戦全勝の好相性そのままに、相手に付け入る隙を与えない盤石の相撲で圧倒した。
初の連勝で勢いに乗る7日目の16日は、西前頭12枚目の時疾風(宮城県出身、時津風部屋)と対戦する。時疾風のここまでの成績は1勝5敗。前日の展望でも触れた通り、先場所苦杯をなめた左四つの小兵力士だ。この日見せた力強い前傾姿勢と休まない攻めを継続し、因縁の相手にしっかりと雪辱を果たして3連勝を狙う。

