朝乃山、阿炎の巧みな「いなし」に屈し痛恨の2敗目 序盤戦で星五分に

大相撲夏場所4日目は5月13日、東京・両国国技館で行われ、東前頭10枚目の朝乃山は、東前頭9枚目の阿炎(埼玉県出身・錣山部屋)に押し出しで敗れた。序盤で早くも2敗目を喫する痛恨の黒星となり、通算成績は2勝2敗の星五分となった。

注目の実力者対決は、立ち合いで呼吸が合わず「待った」となる不穏な幕開けとなった。仕切り直しての2度目の立ち合い、阿炎の代名詞とも言える威力ある突き押しに対し、朝乃山は真っ向から強引に前へと圧力をかけて応戦する。しかし、そこを阿炎の巧みな「いなし」に狙われ、大きく体勢を崩して泳がされてしまった。

自身の形を作れずバランスを崩した元大関に対し、阿炎の追撃は容赦なかった。さらなる鋭い喉輪攻めで一気に押し込まれると、たまらず朝乃山の右足が土俵を割り、勝負あり。事前の展望で警戒していた相手の長いリーチと突き押しをさばき切れず、自分の相撲を取らせてもらえない悔しい敗戦となった。

星が五分に戻り、これ以上悪い流れを作りたくない朝乃山。序盤戦の締めくくりとなる5日目は、西前頭11枚目の金峰山(カザフスタン出身・木瀬部屋)と激突する。金峰山も4日目を終えて2勝2敗の成績。これまでの対戦は朝乃山の3勝1敗(幕内に限れば2勝1敗)とリードしているが、前日の展望記事でも触れた通り、先場所の終盤に連勝を止められた因縁の相手だ。嫌な流れを断ち切り、規格外の巨漢に先場所の借りをしっかりと返して再び白星を先行させたい。

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