
大相撲夏場所4日目の取組が5月12日発表され、朝乃山は、東前頭9枚目の阿炎(埼玉県出身・錣山部屋)と対戦することが決まった。序盤戦の山場となる、元役力士同士の実力派対決に注目が集まる。
対戦相手の阿炎は埼玉県出身の32歳。身長188センチ、体重167キロという恵まれた体格と長いリーチを生かした、回転の良い突き押しを最大の武器としている。最高位は関脇で、一度波に乗ると上位陣をも圧倒する爆発力を秘めた曲者だ。
両者のこれまでの対戦成績は、朝乃山の10勝5敗(幕内対戦に限れば9勝4敗)と、数字の上では朝乃山が大きくリードしている。しかし、阿炎特有の懐の深さと、のど輪を交えた激しい攻めは、四つに組みたい朝乃山にとって決して油断できるものではない。
勝負の鍵は、阿炎の長い腕による突き押しをまともに受けず、いかに下からあてがって相手の威力をそぎ、得意の右四つの形に持ち込めるかだ。過去の好相性を自信に変え、序盤戦の流れを決定づける白星をもぎ取りたいところだ。

