
大相撲夏場所8日目は17日、東京・両国国技館で行われ、東前頭10枚目の朝乃山は、東前頭8枚目の欧勝馬(モンゴル出身・鳴戸部屋)を上手投げで破った。連敗を阻止して通算成績を5勝3敗とし、見事に白星を先行させて前半戦を折り返した。
勢いに乗る元学生横綱に対し、元大関が圧倒的なパワーと技術を見せつけた。立ち合い、4連勝中と好調な欧勝馬が強烈な喉輪で攻め立ててきたが、朝乃山は冷静に対処する。これを力強くはねのけると、すかさず自身の生命線である左上手をがっちりとつかんだ。
十分な体勢を作った朝乃山は、さらに右をのぞかせながら圧力をかけ、相手に反撃の隙を一切与えずに土俵際へと追い回す。完全に主導権を握ると、最後は逃げようとする相手を逃がさず、豪快な上手投げで土俵に転がした。前日の逆転負けの悔しさを晴らす、館内を大きく沸かせる会心の相撲だった。
白星先行で後半戦へと突入する9日目は、東前頭7枚目の千代翔馬(モンゴル出身、九重部屋)と顔を合わせる。前日の展望でも触れた通り、過去4戦全勝と相性抜群のベテラン力士だ。この日見せた力強い相撲と自信をそのまま土俵に持ち込み、目標の2桁勝利へ向けてさらに星を伸ばしていきたい。

