
大相撲秋場所(両国国技館)6日目の取組が9月17日発表され、東前頭6枚目の朝乃山は、西前頭8枚目の平戸海(長崎県出身、境川部屋)と対戦することが決まった。過去の幕内での対戦成績は朝乃山の4勝0敗と、データ上は圧倒的に分が良い好相性の相手との一戦となる。
対戦相手の平戸海は、身長178センチ、体重142キロの小兵力士。しかし、体をいっぱいに使った気迫あふれる速攻相撲を最大の武器としており、土俵を縦横無尽に動き回る難敵だ。最高位は小結で、新三役で臨んだ2024年名古屋場所では10勝を挙げて技能賞にも輝いている。直近3場所は上位の壁に跳ね返され負け越しが続いているものの、今場所は4日目を終えて2勝2敗と星を五分に戻しており、巻き返しへ並々ならぬ闘志を燃やしてくるはずだ。
勝負の最大の鍵は、立ち合いから平戸海に下から入られ、動き回る隙を与えないこと。小兵の機動力を生かした速攻をまともに受けてしまうと、足元をすくわれる危険がある。
過去4戦全勝という圧倒的な自信を胸に、朝乃山は立ち合いからどっしりと構えて前に出る圧力をかけたい。相手の素早い動きを冷静に止めてから自身の必勝パターンである右四つの形へと持ち込み、元大関らしい腰の重い盤石の相撲で一気に圧倒することが期待される。序盤戦を締めくくる6日目、好相性の相手からきっちりと白星を挙げて、中盤戦へ向けた確かな弾みをつけたい。


