
大相撲秋場所(両国国技館)5日目の取組が9月16日発表され、東前頭6枚目の朝乃山は、東前頭8枚目の尊富士(青森県出身、伊勢ケ浜部屋)と対戦することが決まった。序盤戦の星を左右する、大きな山場となる大一番だ。
対戦相手の尊富士は27歳。身長186センチ、体重149キロの体格から繰り出す、鋭く強烈な突き・押しを最大の武器としている。2024年の春場所では歴史的な新入幕優勝を果たした屈指の実力者だ。25年8月に「右上腕二頭筋腱断裂」の大ケガを負って十両へ転落したものの、不屈の闘志で26年7月の名古屋場所で幕内へ復帰を果たした。3日目を終えて2勝1敗としており、最高位は前頭4枚目と決してあなどれない強敵である。
両者のこれまでの対戦成績は、朝乃山の2勝1敗(幕内に限れば1勝1敗)。直近では先場所(名古屋場所)の11日目に対戦しており、朝乃山が得意の右を差したものの、尊富士の鋭い出し投げに体勢を崩されて寄り切られるという悔しい黒星を喫している。
勝負の鍵は、尊富士の勢いある猛烈な突き押しをまともに受けず、いかに自分のペースへ引き込むか。先場所の反省を生かし、立ち合いから圧力をかけて相手に上手を取らせず、自身の必勝パターンである右四つの形へと素早く持ち込みたい。元大関の意地と誇りを懸けた真っ向勝負で難敵を打ち破り、中盤戦に向けて勢いづく大きな白星を掴み取ることが期待される。


