
大相撲名古屋場所(IGアリーナ)は中日の8日目となる7月19日、元大関で東前頭10枚目の朝乃山が、東前頭15枚目の阿武剋(モンゴル出身、阿武松部屋)を寄り切りで下した。これで序盤の連敗から怒涛の5連勝。幕内での5連勝は2024年3月の春場所以来となり、通算成績を6勝2敗として力強く後半戦へ折り返した。
これぞ元大関という、2敗を守る盤石の相撲だった。立ち合いで鋭く左を差すと、一気に土俵際へと攻め込む。阿武剋にいったんは耐えられたものの、朝乃山は慌てずに左上手を引いて体を入れ替える。そこから右を巻き替えておっつけ、見事なもろ手差しの体勢を作り上げると、そのまま力強く相手を土俵の外まで運び出した。
技術とパワーが噛み合った会心の一番に、取組後の朝乃山は「攻撃的に攻めていかないと。前に前にという気持ちでいった」と語り、自身の相撲内容に確かな手応えを口にした。
破竹の勢いで迎える後半戦のスタート、9日目は東前頭16枚目で新入幕の大青山(中国・内モンゴル自治区出身、荒汐部屋)と顔を合わせる。持ち味である「前に出る相撲」をさらに加速させ、一気に6連勝を狙う。

