朝乃山、起死回生の上手投げ!猛攻耐え抜き9勝目

大相撲名古屋場所(IGアリーナ)は7月24日、13日目の取組が行われ、東前頭10枚目の朝乃山は、西前頭5枚目の欧勝馬(モンゴル出身、鳴戸部屋)を上手投げで破り、苦しかった連敗を見事に脱出した。これで通算成績を9勝4敗とし、目標の二桁勝利へ王手をかけた。

土俵際での執念が光る、まさに起死回生の大逆転劇だった。立ち合いで激しく当たった朝乃山だったが、後がない欧勝馬の執拗な喉輪攻めや強烈な突き、さらに得意のいなしに翻弄される苦しい展開に。自身の形である四つ相撲に持ち込めないまま、一気に土俵際まで押し込まれてしまった。

しかし、絶体絶命のピンチでも元大関は決して諦めなかった。俵に足がかかるギリギリのところで冷静に左へ回り込むと、相手の隙を突いて左上手を深く引く。十分な形になると同時に渾身の力を込めて投げを打ち、鮮やかな上手投げで逆転勝利をもぎ取った。

得意の形を作らせてもらえない中での苦しい相撲だったが、最後に勝負を拾ったこの白星は精神的にも大きなプラスとなるはずだ。嫌な流れを執念で断ち切った勢いそのままに、残り2日間も盤石の相撲を見せつけ、きっちりと二桁勝利を達成して場所を締めくくりたい。

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