朝乃山、仕留めきれず7勝4敗 12日目は勝ち越し懸け琴栄峰戦

大相撲夏場所11日目は5月20日、東京・両国国技館で行われ、勝ち越しを狙った朝乃山は、東前頭15枚目の翔猿(東京都出身・追手風部屋)に引き落としで敗れた。連勝が「3」でストップし、通算成績は7勝4敗。目前に迫っていた給金直しは明日以降へお預けとなった。

事前の展望でも警戒していた曲者・翔猿の揺さぶりに対し、立ち合いは冷静に対応した。もろ差しを狙って鋭く突っ込んできた相手に対し、朝乃山はうまく右を巻き替えて応戦。自身の必勝パターンである「右四つ」の絶好の体勢を作り上げ、一気に前へと圧力をかけた。

そのまま盤石の相撲で寄り切るかに思われたが、土俵際で勝利への焦りが生じたか。まわしを十分に引き付けられないまま放った強引な寄りが、結果的に裏目に出てしまった。土俵際でからくも横に動いて残した翔猿のしぶとさに一瞬の隙を突かれ、最後はタイミングのいい引き落としに体勢を崩されて土俵に落ちた。手中に収めかけた白星を逃す、極めて痛恨の黒星となった。

嫌な流れを断ち切り、今度こそ勝ち越しを決めたい12日目は、東前頭13枚目の琴栄峰(千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋)と対戦する。琴栄峰はすでに勝ち越しを決めている絶好調の22歳だ。前日の展望でも触れた通り、過去負けなしの好相性を誇る新鋭が相手なだけに、今度こそ冷静に元大関の地力を見せつけ、白星を掴み取りたい。

報告する

関連記事一覧