
大相撲夏場所5日目の取組が5月13日発表され、東前頭10枚目の朝乃山は、西前頭11枚目の金峰山(カザフスタン出身・木瀬部屋)と対戦することが決まった。先場所の苦い記憶を払拭する、注目のリベンジマッチとなる。
対戦相手の金峰山は28歳。身長195センチ、体重179キロという規格外の巨体を生かした、力強い突き押しを最大の武器としている。両者には浅からぬ縁があり、金峰山は2021年九州場所において朝乃山と同じ「三段目最下位格付け出し」で初土俵を踏んだ。そこから所要わずか8場所で新入幕を果たし、朝乃山の所要9場所をしのぐスピード出世を遂げたポテンシャルの持ち主だ。最高位は西前頭3枚目の実力を持つ。
これまでの直接対決は朝乃山の3勝1敗(幕内に限れば2勝1敗)と勝ち越してはいるものの、記憶に新しいのが先場所(春場所)での対戦だ。13日目に激突した際、当時4連勝中と勝ち越しを決めて勢いに乗っていた朝乃山だったが、金峰山の規格外の馬力に押し込まれて寄り切りで敗れ、連勝をストップさせられた痛恨の過去がある。
勝負の鍵は、先場所で苦杯をなめた195センチの長身から打ち下ろされる強烈な突き押しを、いかにまともに受けないかだ。立ち合いから冷静に相手の圧力をしのぎ、自身の必勝パターンである右四つの形へと持ち込めるか。序盤戦の締めくくりとなる5日目の土俵で、先場所の借りをしっかりと返し、中盤戦に向けて勢いづく白星をもぎ取りたいところだ。


