
大相撲名古屋場所(IGアリーナ)は3日目の7月14日、東前頭10枚目の朝乃山(富山市出身、富山商高OB、高砂部屋)が、東前頭9枚目の藤凌駕(愛知県出身、藤島部屋)に押し倒しで敗れ、痛恨の連敗を喫した。通算成績は1勝2敗となり、黒星が先行する苦しい序盤戦となっている。
過去3戦全勝と相性の良い相手だったが、ご当地力士の意地に屈する形となった。立ち合いから激しい突き押しの応酬となり、朝乃山は自らの得意な右を差したものの、体勢は十分ではなく、逆に藤凌駕に左上手を許してしまう。
それでも元大関の意地を見せ、下手投げを打ちながら相手の厳しい上手を切り、そのまま前へと出た朝乃山。勝機が見えたかと思われたが、肝心のまわしを引くことができず、前のめりになってバランスを崩してしまった。そこへすかさず藤凌駕の強烈な押しを受け、耐えきれずに崩れるように土俵へと倒れ込んだ。
嫌な連敗をここで食い止めたい4日目は、西前頭8枚目の狼雅(ロシア出身、二子山部屋)と激突する。前日の展望でも触れた通り、互いに右四つを得意とする「相四つ」の相手であり、過去1戦1敗と黒星を喫している因縁の相手だ。これ以上星を落とさないためにも、立ち合いからしっかりと自分の形を作り上げ、盤石の相撲で雪辱を果たして悪い流れを断ち切りたい。

