朝乃山、行司差し違えで無念の初黒星! 土俵際の逆転突き落とし幻に

大相撲夏場所2日目は5月11日、東京・両国国技館で行われ、朝乃山は、西前頭10枚目の伯乃富士(鳥取県出身・伊勢ケ浜部屋)に押し出しで敗れた。際どい勝負となったが無念の行司差し違えで白星を逃し、通算成績は1勝1敗の星五分となった。

若き実力者との一戦は、立ち合いから防戦を強いられる展開となった。伯乃富士の強烈な喉輪攻めを受けた朝乃山は、自身の形であるまわしを取ることができないまま後退を余儀なくされ、一気に土俵際へと押し込まれる。しかし、元大関も意地を見せ、俵を背にしながら起死回生、捨て身の突き落としを放った。

両者が激しく土俵下に崩れ落ち、いったんは朝乃山に軍配が上がって館内は大きく沸き返った。ところが、直後に土俵下の審判団から物言いがつく。緊迫した協議の結果、伯乃富士の体が土俵に落ちるよりもわずかに早く、朝乃山の右かかとが土俵の外(蛇の目)を割っていたと判定された。行司軍配差し違えという劇的かつ非情な結末で、手中に収めかけた白星が幻と消える痛恨の黒星を喫した。

悔やまれる敗戦となったが、土俵は待ってくれない。3日目の12日は、東前頭11枚目の宇良(大阪府出身・木瀬部屋)と対戦する。宇良のここまでの成績は1勝1敗。前日の展望記事でも触れた通り、予測不能な「アクロバット相撲」を信条とする人気力士である。この日の嫌な流れを引きずることなく、変幻自在の奇襲を真っ向からさばいて再び白星を先行させたいところだ。

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