
大相撲秋場所(両国国技館)4日目の取組が9月15日発表され、東前頭6枚目の朝乃山は、西前頭5枚目の欧勝馬(モンゴル出身、鳴戸部屋)と対戦することが決まった。
対戦相手の欧勝馬は29歳。身長190センチ、体重162キロの体格を持ち、突き押しからの「いなし」を最大の武器としている。元々はレスリング選手として千葉・日体大柏高時代に全国高校総体を制覇し、日体大への進学を機に相撲へ転向して学生横綱にも輝いたという、抜群の身体能力を誇る実力者。最高位は小結で、今場所は2日目を終えて1勝1敗としている。
両者のこれまでの対戦成績は朝乃山の3戦3勝(幕内に限れば2戦2勝)と、データ上の相性は朝乃山が圧倒している。しかし、決して油断できる相手ではない。読者の記憶にも新しい先場所(名古屋場所)での対戦では、朝乃山が欧勝馬の執拗な攻めといなしに翻弄され、土俵際まで追い詰められた末に、起死回生の上手投げで辛くも逆転勝利をつかんだ激闘だった。
勝負の最大の鍵は、相手のトリッキーな動きに惑わされないこと。レスリング仕込みの俊敏な動きや引き技をまともに受けず、立ち合いからどっしりと構えて圧力をかけたい。先場所の苦戦を教訓とし、相手にいなす隙を与えずに自身の必勝パターンである右四つの形へと持ち込み、元大関の貫禄を示す盤石の相撲で白星を掴み取りたい。


