
大相撲秋場所(両国国技館)13日目の取組が24日発表され、東前頭6枚目の朝乃山は、大関昇進を狙う東関脇の熱海富士(静岡県出身、伊勢ケ浜部屋)と対戦することが決まった。今場所初めての役力士との激突であり、結びから3番目という注目の大一番に組まれた。
対戦相手の熱海富士は24歳。身長185センチ、体重198キロの巨体を生かした右四つからの寄りを絶対の武器としている。関脇として3場所目を迎え、過去2場所は9勝、12勝と好成績をマーク。大関昇進の目安となる「3場所計33勝」に到達するためには今場所12勝が必要だが、11日目を終えて8勝3敗と後がない状況だ。12日目の横綱・大の里戦を経て迎える13日目の朝乃山戦は、熱海富士にとって大関とりを直接左右する死物狂いの一番となる。
両者の過去の対戦成績は朝乃山の2勝1敗(すべて幕内)と勝ち越しており、互いに右四つを得意とする相四つの攻防となる。しかし、朝乃山にとって今年初場所の再々入幕以降、13日目以降の成績が4場所計1勝8敗3休と、終盤戦が「鬼門」となっている事実も見逃せない。
目標とする2桁勝利への到達、そして完全復活をアピールするためには、勢いのある役力士は必ず乗り越えなければならない壁だ。大関への執念を燃やす巨漢相手に、立ち合いから先手を取って自身の盤石な右四つを完成させ、元大関としての意地と貫禄を見せつける力強い相撲が期待される。


