
日本相撲協会は5月10日、大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を発表した。年内の三役復帰を期す朝乃山は、初日に西前頭9枚目の錦富士(青森県出身・伊勢ケ浜部屋)、2日目に西同10枚目の伯乃富士(鳥取県・伊勢ケ浜部屋)と対戦することが決まった。
序盤から伊勢ケ浜部屋勢との連戦となる。初日の相手である錦富士は近大相撲部の後輩にあたり、十両時代を含めた過去の対戦成績は朝乃山の1勝2敗。2日目の伯乃富士とは2023年春場所で顔を合わせており、その際は朝乃山が上手投げで白星を挙げている。
左膝の大けがによる長期離脱から不屈の闘志で土俵へ戻り、三段目復帰以降は7場所連続で勝ち越し中だ。先場所も通算600回出場の節目となった4日目から3連勝、9日目からも4連勝と地力を示して8勝7敗。しかし、幕内に再入幕した直近2場所はいずれも終盤に3連敗を喫しており、目標とする2桁白星にはあと一歩届いていない。
今場所は、ベテランの域に入った実力者にとって正念場となる。7日には序盤で当たる相手が所属する伊勢ケ浜部屋へ出稽古に出向き、18番の相撲を取るなど気迫十分な調整を続けている。「今場所は10勝以上を目指す」と力強く語った朝乃山。持ち前の右四つの相撲で星を伸ばし、三役返り咲きへの足固めとなるか注目される。

