朝乃山、新星・藤凌駕の突進を真っ向から粉砕! 6勝4敗に

大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)は3月17日、10日目の取組が行われ、朝乃山関は、東前頭17枚目の藤凌駕(愛知県出身・藤島部屋)を寄り切りで下した。見事に連勝を飾り、通算成績を6勝4敗として勝ち越しへまた一歩前進した。

新入幕を果たしたばかりの“ざんばら髪”のホープに対し、元大関が格の違いを見せつけた。立ち合い、183キロの分厚い体格から繰り出される藤凌駕の重量感ある突進に対し、朝乃山は真っ向から正面で食い止める。若さと勢いに乗る突き押しを冷静にしのぎ切ると、すかさず得意の右を深く差して相手の動きを封じた。

その後、土俵中央でしばらく膠着状態が続いたものの、朝乃山に焦りはなかった。機を熟して相手を力強く引きつけると、自身の絶対的な必勝パターンである左上手をしっかりとつかむ。万全の「右四つ・左上手」の体勢を築き上げると、あとは一気に前へと出るだけだった。スピード出世の23歳に反撃の隙を一切与えず、最後は土俵外へと寄り切る堂々たる相撲で勝負を決めた。

若手の壁として立ちはだかり、落ち着いた取り口で大きな白星を手にした朝乃山。11日目の18日は、西前頭15枚目の御嶽海(長野県出身・出羽海部屋)と激突する。前日の展望の通り、かつて三役以上でしのぎを削った「元大関同士」の注目の大一番だ。この連勝の勢いと万全の形を取り戻した自信を胸に、難敵を下して勝ち越しへのカウントダウンを進めたい。

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