
大相撲春場所13日目は20日、エディオンアリーナ大阪で行われ、朝乃山関は、西前頭16枚目の金峰山(カザフスタン出身・木瀬部屋)に寄り切りで敗れた。勝ち越しを決めてからの連勝は4でストップ。通算成績は8勝5敗となり、今場所の目標として掲げる「2桁勝利」へ向けて、もう1敗もできない後がない状況となった。
事前の展望でも危惧された通り、195センチの巨体から繰り出される金峰山の馬力に押し込まれる展開となった。立ち合い、相手の強烈な突き押しをまともに受けて後手に回ってしまい、防戦を強いられる中で逆に金峰山に右を深く差されるという、非常に苦しい体勢を許してしまう。
なんとか局面を打開しようと、朝乃山は右からのすくい投げを放って応戦するも不発に終わる。その後、辛くも自身の生命線である左上手を取ることには成功したものの、時すでに遅かった。ここまでの防戦の連続で完全に腰が高く浮き上がり(腰が伸びて)上体が起きてしまっており、そのまま金峰山の重い寄りを土俵際で残し切ることができず、無念の黒星を喫した。
過去3戦全勝と得意にしていた相手から手痛い星を落とした元大関。しかし、下を向いている暇はない。目標の2桁勝利(10勝)に到達するには、残り2日間を連勝するのみだ。激闘の疲労もピークに達する終盤戦だが、明日14日目の土俵で再び本来の力強い「右四つ」の相撲を取り戻し、千秋楽へと望みをつなぎたいところだ。

