朝乃山、千秋楽で黒星…敢闘賞逃すも意地の10勝5敗

大相撲秋場所(両国国技館)千秋楽の9月27日、元大関で東前頭6枚目の朝乃山は、西前頭2枚目の義ノ富士(熊本県出身、伊勢ケ浜部屋)に寄り倒しで敗れた。惜しくも敢闘賞は逃したものの、今場所の通算成績を10勝5敗として15日間の激闘を終えた。

勝てば三賞獲得となる大一番だったが、相四つの攻防で痛恨の後手に回った。立ち合い、先に義ノ富士に左上手を引かれる苦しい展開。自らは得意の右を差し込もうと必死に手を伸ばすものの、相手のまわしにどうしても届かない。不十分な体勢のまま防戦に回ると、義ノ富士に体を入れ替えられ、最後はなすすべなく一方的に土俵へと寄り倒された。

千秋楽で有終の美を飾り、三賞獲得で花を添えることはできなかった。しかし、今場所は中盤戦での連勝や、鬼門とされていた終盤戦での役力士撃破など、確かな復活の足音を国技館に響かせた。今年初場所の再々入幕後では初となる2桁勝利(10勝)を挙げた事実は、大きな自信となるはずだ。

来場所はさらに番付を上げ、上位陣とのより厳しい激闘が予想される。元大関の完全復活、そして悲願の大関復帰へ向けて。この15日間の確かな収穫と見つかった課題を胸に、次なる土俵でのさらなる飛躍を期待したい。

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