
大相撲秋場所(両国国技館)千秋楽の取組が9月26日発表され、東前頭6枚目の朝乃山は、西前頭2枚目の義ノ富士(熊本県出身、伊勢ケ浜部屋)と対戦することが決まった。15日間の激闘を締めくくる最後の一番となる。
対戦相手の義ノ富士は25歳。身長185センチ、体重162キロの体格を持ち、最高位は小結を務めた実力者だ。今場所は14日目を終えて8勝6敗とすでに勝ち越しを決めている。両者のこれまでの対戦成績は朝乃山の1戦1敗。
互いに右四つからの寄りを得意としており、同じ組み手を狙う「相四つ」の真っ向勝負が予想される。最大の鍵は、立ち合いの当たりからどちらが先に得意の右を深く差し、十分な体勢を作れるかだ。相手に先手を取られれば、苦しい展開になる危険がある。
前日は土俵際での逆転負けを喫したが、今場所の朝乃山はすでに2桁勝利を達成しており、前へ出る力強い圧力は健在だ。過去に苦杯をなめた難敵に対し、立ち合いから先手を取って自身の絶対的な形を作り上げたい。元大関の貫禄を示す盤石の相撲で雪辱を果たし、11勝目を挙げて秋場所を有終の美で飾ることが期待される。


