朝乃山、立ち合いで主導権握られ防戦一方 巻き替え及ばず痛い黒星

大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)は3月14日、7日目の取組が行われ、朝乃山関は、西前頭10枚目の狼雅(ロシア出身・二子山部屋)に寄り切りで敗れた。中盤戦に向けて勢いを加速させたかったところだが、連勝は3でストップ。通算成績は4勝3敗となった。

幕内では初顔合わせとなった両者。互いに右四つを得意とする「相四つ」の一番だったが、立ち合いで優位に立ったのは狼雅だった。朝乃山は相手の出足に圧力をかけられ、すかさず左の前まわしを深く引かれてしまう。自身の武器である右を差すことができず、完全に相手のペースに持ち込まれる防戦一方の展開となった。

苦しい体勢を強いられた元大関は、なんとか後退しながら腕の巻き替えを狙って局面の打開を図った。しかし、狼雅の休まない攻めの前に反撃の糸口を掴むことはできず、そのまま土俵の外へと寄り切られた。自身の必勝パターンである「右四つ・左上手」の十分な体勢を全く作らせてもらえず、持ち味を封じられる悔しい内容となった。

白星を伸ばして前半戦を締めくくりたかった朝乃山だが、気持ちの切り替えが急務となる。明日15日の中日(8日目)は、自己最高位で勢いに乗る東前頭9枚目の時疾風(宮城県出身・時津風部屋)と激突する。連敗を阻止し、再び白星を先行させて後半戦への弾みをつけることができるか、元大関の地力と修正力が問われる土俵となる。

報告する

関連記事一覧